BCPアプリ|介護・福祉施設の安否確認とBCP発動をスマホで

介護・福祉の現場では、BCP(事業継続計画)の策定が義務になり、多くの施設で既に作成が済んでいます。それでも災害時に実際にあの分厚いファイルをひらけますか?

防災LABO M&MのBCPアプリは、その書類のBCPを職員のスマートフォンに載せ替え、災害の当日にそのまま開ける形にしたものです。介護施設・障害福祉サービス・放課後等デイサービス・訪問看護など、BCPの策定が義務づけられた福祉事業所を対象にしています。

ふだんは職員と利用者の連絡帳として使い、災害の日はそのまま初動の手順書になります。災害のときだけ開くアプリは、いざというときに開けません。

動画で見るBCPアプリ(1分36秒)

真夜中の地震から、安否確認・BCP発動・訪問先へのナビ、ふだんの使い方と料金まで。実際のアプリ画面で1分36秒にまとめました(音声が流れます)

動画の中盤に出てくる「住所をタップすると経路案内が開く」画面は、訪問看護・訪問介護・相談支援など訪問型の事業所向けの使い方です。災害の日に、どの利用者宅へどう回るかを地図で確かめながら動けます。入居施設では利用者の安否と要援護度の管理が中心になります。

こんな状態になっていませんか

  • 義務化に合わせてBCPは作ったが、作ったあとは一度も開いていない
  • 夜間・休日の安否確認が、電話とLINEでばらばらになっている
  • 警報が出たとき、誰が何を見て、どこから動き出すのかが決まっていない
  • 訓練のたびに「あの手順は書類のどこに書いてあったか」を探している
  • 職員が入れ替わるたび、連絡網の紙を作り直している

BCPは、作ることではなく使うことが目的です。使われない計画は、災害の日には無いものと同じになります。

BCPアプリでできること

BCPアプリのホーム画面。現在のステータス、職員と利用者の人数、気象庁発表の表示、BCP発動ボタン、緊急連絡網や職員安否へのメニューが並んでいる
アプリのホーム画面。上に気象庁の発表、中央にBCP発動、下に連絡網と安否確認を並べています(デモ版の画面です)

1. 職員の安否確認を、そのままスマートフォンから

職員の一覧から名前をタップすれば、そのまま電話がかかります。安否の登録状況は一覧で確認できるため、「誰にまだ連絡がついていないか」がその場でわかります。紙の連絡網を探す時間をなくすための機能です。

利用者も同じ形で登録します。医療的ケアが必要な方など、先に安否を確かめる順番を色で分けて表示します。訪問系の事業所では、利用者の住所をタップすると地図アプリの経路案内が開きます。

2. 気象と地震の情報を自動で表示

気象庁が発表する警報・注意報、線状降水帯の情報、地震の震度を自動で取り込み、アプリの画面上部に表示します。監視する地域は施設の所在地に合わせて設定します。福岡県田川地域の施設であれば、田川市と田川郡7町村を合わせた8市町村をまとめて監視し、どの市町村がどの段階かまで確認できます。

本機能は気象庁の発表内容を表示するものです。気象庁の情報や緊急地震速報に代わるものではありません。危険度分布は気象庁「キキクル」を、避難の判断は市町村の避難情報をご確認ください。

3. BCP発動の合図を、全員のスマートフォンへ

管理者がアプリからBCPを発動すると、職員のスマートフォンのロック画面に通知が届きます。連絡が一斉に流れるため、「聞いた人と聞いていない人」の差が生まれにくくなります。

ロック画面への通知は、ホーム画面に追加したアプリを開いて通知を許可した端末に届きます(iPhoneはiOS16.4以降)。導入研修のときに全員分を設定します。

4. 初動の手順を、その場で開ける

参集の基準、安否確認の順番、報告先、優先して継続する業務。本編の分厚い計画とは別に、その場で見るための短い手順(ダイジェスト)をアプリに入れています。

5. アプリストアからのインストールは不要

ホーム画面に追加するだけで、ふつうのアプリと同じように起動します(PWAという仕組みです)。iPhone・Androidのどちらでも同じ画面で、職員の端末に会社のアプリを入れてもらう手続きは要りません。

災害の日だけの道具にしない

このアプリで一番大事にしているのは、ふだんから開いてもらうことです。

  • 連絡帳として:利用者・家族・職員の一覧から、名前をタップしてそのまま電話。紙の名簿を探す手間がなくなります。
  • 訪問のナビとして:訪問先の住所をタップすると、そのまま地図の経路案内が開きます。新しい訪問先や急な代行のときに迷いません。
  • 朝の気象チェックとして:警報・注意報や地震の情報が画面の上部に出ています。送迎やサービス実施を判断する朝の材料を、開くだけで確認できます。
  • いつも最新の連絡網として:職員が入れ替わっても、全員の手元にあるのは最新版。紙の連絡網を作り直して配る作業がなくなります。

日々の業務でそのまま使える形にしてあるため、紙の名簿を探す手間が減るぶん、ふだんの仕事が少し軽くなります。

毎日触っていれば、有事の日に操作を思い出す必要がありません。慌てずに画面の示すとおり動けば、参集・安否確認・報告が順番どおりに進みます。年に一度の訓練でしか開かないアプリでは、その日に手が動きません。日常の道具にしておくことが、いちばん確かな備えになります。

書類・アプリ・訓練を、同じ人間が作ります

防災LABO M&Mの特徴は、BCP本編とダイジェスト、アプリに入る手順や連絡網、そして年間の訓練計画を、すべて同じ事務所で作っている点です。

別々に作ると、アプリには載っているのに計画書には無い手順、計画書では課長が判断すると書いてあるのにアプリでは施設長になっている、といった食い違いが起こります。監査や実際の災害で困るのは、その食い違いのほうです。

作成は行政書士(元消防士30年・防災士)が担当します。消防の現場で実際に動いた手順を土台にしているため、机上で完結した計画になりません。

導入の流れ

施設の情報をお預かりしてから、最短1週間で運用を始められます。

  1. デモを体験:実際に動くデモをスマートフォンで触っていただきます(無料)。
  2. ヒアリング:施設の概要、職員名簿、連絡網、既存のBCPを確認します。
  3. セットアップ:アプリ側の設定はすべて当方で行います。施設でお願いするのは、2の名簿と連絡網をお預けいただくところまでです。
  4. 導入研修:職員の皆さまへ使い方を説明します(初期費用に含みます)。
  5. 運用開始:訓練のなかで実際に使い、手になじませます。

料金

現在はβ版(試験提供)として、福岡県内の介護・福祉施設で実際に使っていただきながら改良を続けている段階です。

  • 初期費用:80,000円〜(税別・設定作業と導入研修を含みます)
  • 月額:10,000円〜(税別・1施設あたり)
  • 最低契約期間:なし

上記は、職員と利用者を合わせた登録が50名までの場合の金額です。人数が多い場合、複数の施設で使う場合はお見積りします。

BCP本編がまだない場合、または内容の見直しが必要な場合は、書類の作成を別にお見積りします。アプリは計画の中身を載せる器なので、先に計画そのものが要るためです。書類からまとめてご依頼いただくこともできます(業務内容と料金はこちら)。お見積りは無料です。

よくあるご質問

職員がスマートフォンに不慣れでも使えますか

指で押す場所を大きくとり、1つの画面には1つのことだけを表示し、災害時に使う機能はホーム画面から1回のタップで開くようにしています。迷う時間をなくすことを最優先にしているためです。導入研修で全員に説明し、その後の訓練でも繰り返し使います。

職員の個人情報を預けることになりますが、大丈夫でしょうか

職員名簿や連絡先をお預かりします。行政書士法第12条の守秘義務を負う立場で取り扱い、通信とデータベースを暗号化し、施設ごとにデータを分離しています。お預かりする範囲と取扱方法は、業務委託契約書と個人情報の取扱いに関する同意書で明記します。

気象庁のアプリやテレビと、何が違うのですか

気象情報そのものは気象庁の発表を表示しています。違うのは、その情報を自分の施設の発動基準と同じ画面で見られる点です。「警報が出た」ではなく「うちの施設が動き出す段階に入った」がわかる形にしています。

BCPを他で作っていても使えますか

使えます。ただし、お手元の計画とアプリの手順を合わせる作業が必要です。まず内容を拝見し、調整が要る範囲をお見積りします。

対応エリアはどこまでですか

拠点は福岡県田川市です。福岡県内は全域に訪問して対応し、県外はオンラインでの打合せと導入研修で対応できます。まずはお気軽にご相談ください。

まずは、実際に触ってみてください

説明を読むより、動かしてみるほうが早いと思います。実際に動くデモを公開しています。お手持ちのスマートフォンで開いてみてください。

デモは実在の施設の情報を含みません。動きを確認するためのサンプルデータで作っています。

本アプリの画面構成・デザイン・文言・プログラムの著作権は身吉行政書士事務所/防災LABO M&Mに帰属します。無断での複製・改変・転載、および生成AIへの入力を含む二次利用を禁じます。